ぐるなびの筆頭株主が楽天に。今後は食べログ同様ネット予約手数料に収益源をシフトか。

先日、楽天より『ぐるなび』との資本業務提携の強化に向けた協議を開始すると発表がありました。
楽天は現在、ぐるなびの株式を9.99%保有しており、5月下旬までに15%前後に引き上げ、楽天から2~3名を取締役としてぐるなびに送り込む予定です。

ぐるなびの2019年3月期決算

ぐるなびの2019年3月期決算は、売上高327億28百万円、前期比 9.7%減。営業利益12億16百万円、前期比 74.4%減と収益力が弱っています。

今後の動向

要因としては飲食店の経営支援や販売促進支援の受注などが落ち込み加盟店離れ進んでいること、ネット予約拡大に伴うポイント費用増や広告宣伝費がかさんだことが考えられます。
会員ID連携や「楽天スーパーポイント」の付与、ネット予約の利用促進策を提案したものの、解約に歯止めがかからなかったのが現状です。
ぐるなびとしては楽天ポイントの活用や、双方の顧客の相互紹介、楽天の会員の新規獲得ノウハウなどを吸収したい考えで、久保征一郎社長は「提携を強化することで飲食店への送客力を向上させ、ネット予約数を伸ばすことが最優先だ、21年3月期の黒字転換を目指す」と述べています。
今後は食べログ同様ネット予約手数料に収益源をシフトして回復をめざす為、現在契約プランの価格設定も、ゆくゆくは変更になるかもしれません。
今後の動向にますます目が離せませんね。

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