「食べログ」で何が起こったのか??契約店舗の影響範囲から見えた実情を公開!
先週、ネット上で騒がれました『食べログ』で起きている事象について、整理します。
「ネット予約を使わない店舗は評価が下がる」などと騒がれてます原因は、
食べログの2つ変更点の情報が同時に飲食店へ伝わったため、混在して捉えられてしまっていることが原因です。
まずは、2つの変更点について解説します。
①10月1日からの標準検索結果の並び順の変更について
9月1日に案内している内容ですが、標準検索結果の並び順において、 10月1日以降はネット予約在庫を出している店舗が優先して表示されます。
ネット予約している店舗を上位表示させるように変わります。
詳細については、こちらから。
②☆点数のアルゴリズムの変更について
9月5日頃に、☆点数のアルゴリズムに変更があった影響で、広範囲の店舗で☆点数の変動が起きました。
アルゴリズムの変更内容については、詳しく公開されておりませんが、
ネット予約の有無や契約プランによって、☆点数が左右している事実はありません。
上記の②の変更の影響を受けたあと、①の情報を受けてしまった店舗がネット上で騒いでいるようですが、
②の変更前に、既に①の情報はリリースされており、全く関係はありません。
カカクコムからのリリースはこちらから。
☆点数のアルゴリズムにどのような変更があったのか??
弊社クライアントの店舗で、今回の☆点数の影響範囲を調べてみた結果、☆点数が下がった店舗は半分近くありました。
- ●点数が下がった店舗:47%
- ●点数が上がった店舗:36%
- ●点数が変わらなかった店舗:17%
また、点数が下がった店舗がどういう店舗属性に多いのか、☆点数のアルゴリズムに関わる要素の「☆点数」「口コミ数」でクロス集計してみました。
結果、「☆点数3.1以下」で「口コミ数30件以下」のほとんどの店舗が下がっており、下がった店舗の割合が一番多い属性でした。
さらにわかったことは、「☆点数3.5以上」の店舗は口コミ件数に関係なく、8割の店舗で☆点数が上がっております。
■☆点数の増減の分布(「☆点数」×「口コミ数」)
今回のアルゴリズムの変更は、☆点数が上がる基準をより厳しくしたと思われます。
大きな変更の後には、小さな変更を繰り返すという過去の傾向から、また少しずつ変わっていく可能性が高いと思われます。
最後に、☆点数については、コントロールできないため、
「①10月1日からの標準検索結果の並び順の変更」に向けて対策を行うことを推奨します。